親から子へ、子から孫へ

ゆるい書き方のすすめ

迷ったら適量!

イタリアのレシピ本には q.b.(クアント・バスタ=足りるだけ)と書きます。
「適量」は、世界の正式な書き方です。

レシピは、この3つのどれでも大丈夫

一行だけ

豚バラと白菜の重ね蒸し

【作り方】
豚バラと白菜を交互に重ねて、酒をかけて蒸す。ポン酢で。

分量なし・番号なし。これで完全なレシピです。

写真とひとこと

母のいり煮

📷 切った材料の写真
📷 できあがりの写真
【ひとこと】甘辛は しょうゆ・みりん・砂糖 1:1:1。あとは煮るだけ。

写真2枚と比率だけ。「適量」「いつもの」も立派な分量です。

きっちり

肉じゃが(4人分)

【材料】じゃがいも4個、牛こま200g、しょうゆ大さじ3…
【作り方】
1. じゃがいもを一口大に切る
2. 油で牛肉を炒める
3. …

計量して番号をふる書き方も、もちろん正解です。

覚えやすい黄金比(和食の実例)

🌸 照り焼き・すき焼き風: しょうゆ 1 : みりん 1 : 砂糖 1

🌸 だしの煮物: だし 10 : しょうゆ 1 : みりん 1

🌸 天つゆ: だし 4 : しょうゆ 1 : みりん 1

🌸 酢の物(三杯酢): 酢 1 : しょうゆ 1 : みりん 1

比率で覚えると、鍋の大きさや人数が変わっても崩れません。

換算表

これいくつ?
大さじ115cc(小さじ3)
小さじ15cc
1カップ200cc
お米1合180cc(約150g)
バター大さじ1約12g
塩ひとつまみ指3本でつまんだ量(約1g)

火加減の小辞典

ことば目安
とろ火炎が消えそうなくらい小さく。ことこと長く煮るとき
弱火炎が鍋底に届かないくらい。焦がしたくないとき
中火炎の先が鍋底にちょうど触れるくらい。ふだんの火加減
強火炎が鍋底全体に広がるくらい。お湯を沸かす・炒めもの

切り方の小辞典

ことばかたち
いちょう切り丸を十字に4等分 → 薄く切る(いちょうの葉の形)
半月切り丸を半分 → 薄く切る(お月さまの半分)
乱切り回しながら斜めに。面が多く、味がしみやすい
ささがき鉛筆を削るように薄くそぐ(ごぼうなど)
一口大ぱくっと食べられる大きさ。厳密でなくて大丈夫

書くのが大変なときは、声で

スマホのキーボードにある マイクの印(🎤) を押すと、話した言葉がそのまま文字になります。

「じゃがいもは大きめに切って、醤油とみりんはいつもの感じで」——話し言葉のままで、立派なレシピです。